エンタメ暴食記録

映画・小説・舞台など

夏が終わりを告げる

実は6月から休業となっていて、

ここ2ヶ月くらいは無職生活を送っていました。

それから業績はもう戻る見込みがないとのことで解雇通知も。

ふってわいた夏休み。

とは言え、貰える額は減るしこのご時世だし。

時々母親と都内でいいランチをする、とかそれぐらいかな。

友人とは会わない時期が続いてる。

 

そういえば最近は、選択肢に入れないという選択が増えてきた。

どういうことかと言うと、買い物するならここは除外するという感じ。

例えば無印、ユニクロZARAとか。

ここらは新疆ウイグルの問題から。

後は作品を見ないと決めた監督がいたり。

手に取らないことを選ぶ、というのは意外と線引きが難しい時もあって。

それで頭を悩ますのが、アラサーっぽくないか??と思ったりもする。

 

取り止めもなく書いてしまった……

クビになったはなったけど、その翌日から次の職場が決まったのでどうにか生きていきたい

2021年上半期に観たもの

去年に引き続いて、今年も映画館行くぞ!!ということが許される風潮では

なかったというのも手伝って、劇場で観た作品は21作品。うち新作15作品。

佐々木、イン、マイマイ
あの頃
ミナリ
ノマドランド
騙し絵の牙
シン・エヴァンゲリオン劇場版
ホムンクルス
ビバリウム
DAU.ナターシャ
名探偵コナン緋色の弾丸
クリシャ
くれなずめ
JUNK HEAD
ファーザー
劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット 後編 Paladin; Agateram

ポゼッション
サクリファイス
本気のしるし
親密さ
不思議惑星キン・ザ・ザ

少なっ!

 

対して配信はアマプラ・ユーネクスト、さらにネトフリも観れる環境のため73作品。

あ、そうだCSも観れます。

アニー・イン・ザ・ターミナル
五日物語
グレタ
ラ・ジュテ
ヘレディタリー/継承
シンプル・フェイバー
ブロー・ザ・マン・ダウン
新しき世界
ビール・ストリートの恋人たち
暗殺
ブラック・クランズマン
オルフェ
ぼくを葬る
メランコリア
ある少年の告白
魂のゆくえ
クロノス
二重螺旋の恋人
アルプススタンドのはしの方
アメリカン・サイコ
セクシリア
Π
コズモポリス
ニンフォマニアック
マップ・トゥ・ザ・スターズ
ブレア・ウィッチ・プロジェクト
お早う
蒲田行進曲
泥の河
籠の中の乙女
女は二度決断する
最初で最後のキス
永い言い訳
マイ・マザー
母なる復讐
エンジェル、見えない恋人
二重生活
胸騒ぎの恋人
アズミ・ハルコは行方不明
危険なプロット
最後まで行く
アンデッド/ブラインド 不死身の少女と盲目の少年
コインロッカーの女
特別捜査 ある死刑囚の慟哭
鬼はさまよう
ここは退屈迎えにきて
守護教師
東京干潟
シャイン
日本でいちばん長い日
テルマ&ルイーズ
インヒアレント・ヴァイス
ブラインド・スポッティング
アップグレード
人生はシネマティック!
海抜
ダニエル
恋する遊園地
京城学校
監獄の首領
彼が愛したケーキ職人
危険な関係
ただいま、ジャクリーン
おやすみ、また向こう岸で
永遠に君を愛す
ブラザーズ・クエイ短編集1
エイブのキッチンストーリー
サクリファイス
エル・トポ
何くわぬ顔
マ・レイニーのブラックボトム
薄氷の殺人
まともじゃないのは君も一緒

 

前回のアカデミー賞の時もそうだったけど、発表直近で公開になる映画が多いのは嬉しい。『ノマドランド』と『ミナリ』はどちらかじゃなくて、どちらも観て考えさえせられる映画だった。7月以降で気になるのは『プロミシング・ヤング・ウーマン』と『アナザーラウンド』かな。

あとは新作の公開が遅れている分、旧作が上映されるのはある意味良かった。

『本気のしるし』と『親密さ』は長尺だったのもあって映画館で観れて良かった作品。

『親密さ』、作中で練習している劇をフル尺流すことを知らなくて正気か!?って思ったけど『何食わぬ顔』もその手法で驚いた。『ドライブ・マイ・カー』、『偶然と想像』の公開辺りで『ハッピーアワー』上映してくれないかな。

 

配信で観た作品は去年に比べると、韓国映画が増えてる気が。

新・日本男児と中居韓国映画特集を観た影響)

配信終了間近の韓国ノワールが被りまくって1週間で1本以上観る、みたいな生活してたら「シーバ?ってF×CKみたいな意味かな??」などと絶対に役立たないフレーズを覚えそうに。言語の勉強には見る映画選びましょうね……。

引き続きな部分はBLMに絡んだ作品をちょくちょく見るようにしたこと。

LGBTQに絡んだ作品も、とは思いつつも邦画だと憤りを覚えてしまうことが多いので

厳選が必要。

録画・マイリスが300超えているのでそれを減らすのが目下の目標です。

ホームとハウス、あるいは役割

※ネタバレに配慮しません

 

3月中旬に『ミナリ』、その翌週に『ノマドランド』。

アカデミー賞ノミネート作品が立て続けに公開となったので

1ヶ月半ぶりに劇場に足を運んだ。

 

公開前からテイストがどこか近いというか、

焦点を当てる範囲がとても絞られた映画だろうと思っていた。

だけどそれぞれを鑑賞して気付いたのは個人の関係性、

極めてクローズドな関係性を描きつつも主軸が全く異なることだった。

 

まずはノマドランドの話から。

 


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予告でも使われている印象的なシーンが主人公がかつての教え子に、

ホームレスじゃない、ハウスレスなの。というシーン。

これは作中に出てくるノマド全員に当てはまると思う。

 

さまざまなノマドに出会う主人公。

皆、ノマドになったきっかけは明るいものではない。

でも、彼らが悲観的になる場面はそう多くなかった。

何でだろう?

あるシーンを迎えて、すごく腑に落ちた。

 

出会ったノマドの一人が、

息子に家に戻らないか?と諭された後に、弱音を吐く。

祖父をやっていく自信がない、と。

 

作中のハウスという言葉は物理的な住居としての意味合いと

そこに住む人間同士の関係性を表しているのだ。

主人公も、姉の家と上述した息子に諭されたノマド(結局家に戻った)の家に

立ち寄ることがあり、そしてそれぞれにこの家に住まないのか?と誘われる。

姉と住めば妹という立場、

家に戻ったノマドには好意を持たれていたので彼の恋人という立場。

家に住むとなった瞬間、主人公には立場もとい住居の中での役割が生まれる。

 

きっかけはなんにせよ、ノマドはハウスから解放されている。

だから自由。

だから生きていけるのかもしれない、と思った。

 

それから作中でのホームは

主人公が車をそう称したように、今の自分の落ち着ける場所。

故郷という意味ではないだろうか。

 

家庭はないけど、故郷がある。

それがノマドかもしれない。

 

対して、ミナリはごりっごりのハウスの話。

ノマドランドを観た後だから気付いた。

 


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家があって、家族が居て。

父と母、姉と弟。そしておばあちゃん。

 

役割があるから、その役割に従って振る舞うべきという作品内の空気は

おばあちゃんに対して孫たちがおばあちゃんらしくない、と文句をいうあたりからも

感じられた。

 

逆になぜ、この一家がハウスにこだわるのか。

それは彼らが移民だから。

生まれである韓国から、遠路はるばるアメリカまで来た家族だから。

彼らにはハウスはあるものの、ホームはないのかもしれない。

 

作中で移住してきた家は嵐で水漏れしたり、水道設備も完ぺきとは言えず。

ずっと母は、ここを離れようと父を説得する。

けれど父は譲らず、母が折れる。

 

父は言う「成功した姿を見せたい」と。

それはもしかしたら、父自身が子供の頃に見たかったものかもしれない。

成功してはじめて、故郷ができあがるのではないかと。

そんなことを思った。

 

 

ハウスがあれば幸せなのか?

ホームがないと不幸せなのか?

この2作品を観てからというもの、自分の中での問いかけになっています。

 

あ、アカデミー賞今日発表になりましたね!!

はじめまして、

と言っていくつブログを書いたのか。

もう覚えていない。

思い出さなくてもいいことだし。

 

映画とか小説とかマンガとか触れるだけ触れて、

アウトプットをしていないのがもったいなくて。

ここでは感想なんか載せていけたらなと思います。

 

あと、自分がどんな作品に触れたのか。

どんな感想を抱いたのか。

意外と記録しておかないと忘れるもので。

 

感想サイトとかは点数や星が付随するのが嫌なんですよね。

なので自分なりに考えて、綴っていく。

そんなところにしようと思います。